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私が二胡(にこ)という楽器の音色を初めて聴いたのは7年前です。金沢市在住の二胡奏者・李 彩霞(り さいか)さんの、兼六園での演奏でした。その澄んだ音色と、気持ちのこもった演奏は、私の心臓を"きゅーん"と鳴らし、涙まであふれさせてくれました。そのときの演奏は、ずっと私の身体の中に残り、一年半後、私は李 彩霞(り さいか)さんの二胡教室に入門し、今に至ります。
二胡という楽器は、弦が2本しかありません。2本しかないから「二胡」と書くらしく、3本の弦のものは「三胡」とかくそうです。呼び方も、日本語では「にこ」と発音しますが、中国語では「アルフー」と呼ぶそうです。師匠はコンサートで 「日本では、二胡は一個でもニコです」 と、ときたまギャグをとばしてくれます。 次は弓ですが、これは馬のシッポです。これを2本の弦の間に挟み、前の弦を弾いたり、後ろの弦を弾いたりして演奏します。弓は弦に挟まっているために、弦や弓を変えるとき意外は離れません。これについても師匠は 「弓と弦は、くっついて離れません。とっても仲良しです」 と言って笑わせてくれます。 持ち方はこんな感じです。とても不安定ですが、なれると身体と一体化するそうです。 私はこれで、5年半習っていますが、なかなか上達しません。やっと童謡が弾けるくらいです。もともとオンチなこともあって、音程が安定せず、そこをいつも指導されます。 私は一度、音程が悪いのを悩んで、二胡を止めようかと師匠に相談したことがあります。 そうしたら師匠は言いました。 「大丈夫、大丈夫。私は40年この楽器をやっています。 あなたも40年すれば、絶対にうまくなりますよ」 最初は、期待していた答えが返ってこなかったことで、がっくりしましたが、でもあとになって思い返してみると、そのときの私はとてもあせっていて、早く上手くなりたいと、そればかり考えていました。そんな私に、師匠は 「あせらず、ゆっくり、ゆったりした気持ちで弾きなさい」 と言ってくれていたのだとわかりました。それ以来、マイペースでなんとか続けてこられました。 いまだに音程の悪い私を、師匠は根気良く面倒を見てくれています。 師匠のふるさとは、中国の内モンゴル自治区。広い広い草原と、手を伸ばせば届くような星空の話を、いつもしてくれます。来日して11年、言葉や文化、習慣の違いで様々な苦労をしたそうですが、それでも「日本が好き」と言ってくれます。 そんな私の師匠の演奏を、是非、聴きにきてくださいね! 詳しくは長樂さんのブログまで → 山中温泉名曲いっぱいコンサート
by yamanakaonsen
| 2007-10-08 21:59
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